キングダム 紫夏(しか)編 ネタバレあらすじまとめ

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秦王・嬴政(えいせい)の幼少期のストーリーである【紫夏(しか)編】のあらすじを分かりやすくまとめました。

紫夏という人物は一体誰なのか⁈

嬴政が敵国の趙で過ごした残酷で悲しい過去とは…!!

※この記事はネタバレを含みますのでご注意ください。

キングダム 紫夏(しか)編 何巻何話 

紫夏(しか)という名前が登場し、嬴政の口から自身の過去が語られるのはコミック7巻の最終話・第74話からです。

宮女の向(こう)へ趙であった壮絶な出来事について話します。

そして次巻となる8巻のストーリー(第75話~第82話)が嬴政の過去・紫夏編の主な内容と予想されます。

キングダム 紫夏(しか)編 紫夏とは 

紫夏は、趙の王都・邯鄲で働く女商人です。

紫商の頭目で、闇商売も担うことから別名『闇商紫夏』と呼ばれていました。

紫夏は、一部の人間しか知らない特報ともいえる秦の内部情報を仕入れていたり、関門の番人に手を回していたりなど、商人としてとても優れた才能を発揮していました。

そのうえ、周りが振り向くほどの美しい女性で評判でした。

そんな紫夏ですが、もともとは戦争孤児だったという辛い過去が…。

幼少期に荒野で餓死しそうになっているところを、行商の紫啓(しけい)に拾われ命拾いをしたのです。

キングダム 紫夏(しか)編 秘密の計画

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投降した趙兵40万人を生き埋めにした長平の戦いから9年が過ぎた頃、邯鄲ではある秘密の計画が実行されようとしていました。

その頃、秦では昭王が崩御したことで、次の王が安国君(あんこくくん)になり、内政に大きな動きがありました。

そして安国君の次の王となる太子が子楚(しそ)になったのです。

子楚は十数年も趙に人質となっていた人物で、嬴政の父親。

軟禁されていた子楚は趙から脱出するときに、女(太后)と子(嬴政)を連れていく余裕がなく、二人は趙に取り残されていました。

そんな父である子楚が新しい王の後継ぎに決まったということは、嬴政は子楚の後継ぎに…つまり次の秦王となるわけです!

この計画は、『子楚の嫡子である嬴政を趙から脱出させ、秦へ送り届ける』という超重要機密計画だったのです!

キングダム 紫夏(しか)編 出会い

優れた商才をもつ紫夏にもその情報が入り、紫夏は嬴政の様子を見に行きます。

嬴政は9歳になっていました。

当時、趙に置き去りにされた嬴政や母の太后は、長平の恨みをもった趙の人々から見るに耐えない酷い仕打ちを受け続けていました。

秦からの仕送りも途絶え、罵声や暴力、飢えに耐える日々を送っていたのです。

嬴政の全身はあざだらけで、いつ倒れてもおかしくない状態でした。

趙王に秦王崩御の情報が入るのは時間の問題。

そうすれば嬴政は真っ先に殺されることが目に見えていました。

紫夏は、かつて紫啓が餓死寸前の自分を救ってくれたように、幼い嬴政に手を差し伸べることを決めます。

この危険な重大任務を引き受けることとしたのです!

キングダム 紫夏(しか)編 脱出

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嬴政を乗せた馬が趙を脱出するには、5つの関門を抜けなければなりませんでした。

米俵に隠れた嬴政は手に重傷を負うものの、紫夏の手回しのおかげで4つの関門を無事に突破します。

そして緊迫した状況の中、趙の最後の関門である呂干(ろかん)も抜けることに成功しました!

しかし喜びも束の間で、関門を通った直後に緊急閉鎖の狼煙があがります!

嬴政の失踪がばれたとなれば、趙軍が総出で追ってきます。

紫夏らは、全速力で秦軍との合流地を目指しました。

キングダム 紫夏(しか)編 救いの手

秦に近づくにつれて、幼い嬴政は様子がおかしくなっていきます。

そして突然、嬴政は馬車から飛び降りて逃走を図るのです!

嬴政は父親に見捨てられ、苦しみ続ける母親からの虐待や周囲からの激しい暴力を受け続けてきたことで、精神は閉ざされ、闇のどん底にいたのです。

弓矢で手を撃たれても何の痛みも感じない

心が完全に壊れてしまっていることで、そんな自分が秦へ戻って王になってはならないと追い込まれてしまっていたのでした。

しかし逃げ出した嬴政を追い、強く抱きしめ深い闇の底から救ってくれたのも紫夏でした。

キングダム 紫夏(しか)編 最期

国境へ急ぐ紫夏たちですが、趙の騎馬隊が追ってきました。

秦との合流地まではあと少しですが、騎馬隊の圧倒的スピードで追い付かれてしまいます。

紫夏たちは覚悟を決めて、戦いながら何とか逃走を図りますが、次々に仲間がやられていく事態に…。

嬴政と紫夏の二人だけになると、紫夏は嬴政に馬の手綱を預けます。

紫夏は追手の弓に撃たれながらも必死に抵抗し続け、嬴政の最後の盾となりました。

決死の逃走劇を繰り広げ、嬴政は昌文君らが待つ秦軍との合流地にたどり着くことができ、脱出計画は見事成功します。

しかし全身を弓で撃たれ、槍で身体を貫かれた紫夏は、ここで命を落としてしまうのです。

キングダム 紫夏(しか)編 まとめ

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キングダムの紫夏編のあらすじについてお届けしました。

紫夏は嬴政の運命を大きく変えた人物で命の恩人です。

孤児だった自分が救ってもらったように、嬴政を命を懸けて秦へ送り届けました。

また精神が崩壊し、深い闇の中にいた嬴政に救いの手を差し伸べてくれた人物でもあります。

秦王となり中華統一を目指す嬴政は、紫夏の存在を忘れることはないでしょう。

この先のストーリーも見逃せませんね!