※当記事はワンピースのネタバレを含んでいます。
ワンピースは、日本一と言っても過言ではないほど有名な漫画。
テレビを持っている人なら、大体はワンピースがみられる状況だと思います。
たまたまワンピースのアニメを見て「あれ!?なんだか面白そう!」と思っていませんか?
当サイトでは、ワンピースをいまだに読んだことがない人のために「ワンピース初心者向けのコンテンツ」を発信しております。
ここではワンピースに興味を持ち始めた方の入口になるべく、ワンピースの基礎について説明していきます。
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ワンピースは漫画初心者に超おすすめ!

昨今、登場人物が不条理に死ぬ「猟奇・鬱漫画」から、登場人物が何もしないままストーリーが終わる「日常漫画」まで、本当にいろんな漫画があります。
その中で、国民から一番支持を受けているのは、私は「少年漫画」だと思うのです。
なんでそう思うかというと、実は全世界累計発行部数の歴代1位から3位、実は全部週刊少年ジャンプで連載されている・されていた漫画・アニメなのです。
少年漫画は世界中の老若男女さまざまの人に支持されているのです。
参考:https://www.mangazenkan.com/ranking/books-circulation.html
少年漫画の何がいいのかというと、少年ジャンプの三大原則「友情」「努力」「勝利」があるからと思います。
友情を大切にし、一生懸命努力し、結果を出せる人をほとんどだれも嫌いになりませんよね。
なので、読む人を選ばない包括的なところが、少年漫画の良いところだと思います。
さて、その中でも世界一支持されているといっても過言ではない「ワンピース」。
なぜ漫画初心者におすすめなのかを、2つにまとめました。
- 適度なシリアス適度なギャグ
- ストーリーが飽きない
です。
適度なシリアス適度なギャグ
皆さん、例えばシリアス展開しかない漫画はどう思いますか?
例えば新世紀エヴァンゲリオンにしても、主人公碇シンジの家での生活ぶりを見せるシーンがありますね。
これも立派なギャグシーン。新世紀エヴァンゲリオンも序盤は見やすいと私は思います。
しかしこの新世紀エヴァンゲリオン、後半はこのギャグシーンが全くなくなります。
シリアスシーンと鬱シーンだけになるんですね。
まぁ、こういう濃厚な内容の方が好きだ!という人も多いです。
ただ、私は読んでいて非常に疲れます。
そして「もうしばらくこの漫画はいいや」となってしまうんですね。
ワンピースは、大本はシリアスでありながらも、ほとんどのシーンでギャグを適度に入れています。
このギャグシーンがシリアスストーリーを見るうえで緩衝材になってくれるんですよね。
つまり緊迫のバトルシーンにあっても、適度にちりばめられているギャグのおかげで、張り詰めた気分も緩みます。
これが、96巻という長い長いストーリーを、飽きること疲れることなく読み進められるコツなんだろうなと思います。
ストーリーが飽きない
これを説明するには、アメリカの脚本家シド・フィールドの「三幕構成」から説明することになります。
ここであなた、アメリカ人の説ということで「アメリカと日本は文化が違うからあてにならない」と疑問に思うでしょう。
しかし、この三幕構成は日本の漫画の多くに取り入れられている方法なのです。
三幕構成とは、「設定」「対立」「解決」の3つから成り立ちます。(対立は「展開」と書かれることもあります)
大まかに説明すると
設定・・・登場人物の説明、世界観の設定、およびその説明
対立・・・その世界観を揺るがしかねない、および主人公の夢を阻むもの
解決・・・その対立を乗り越え、成長できたところ、ストーリーの完結部分
ですね。
まあ、中には解決できずバッドエンドを迎えてしまうアニメ漫画もありますが、大抵はこの三幕構成で成り立っています。
細かく説明すると1,000文字ものスペースを必要とするので、ここでは省きます。
三幕構成についてもっと詳しく知りたい方はこちら
https://raon-terastorys.com/three-act-structure_1/
https://raon-terastorys.com/onepiece-story/#3
そしてこのワンピースも三幕構成に成り立って作られています。
その三幕構成の見せ方が凄く上手いんですね。
ワンピースだと、例えばアラバスタ王国編。
アラバスタ王国王女ビビに出会い、クロコダイルが革命を起こそうとしているのを知る、それが「設定」
クロコダイルが革命を実行に移す、それが「対立」「展開」
そしてクロコダイルをルフィが倒すところが「解決」
という流れです。
ただ、ワンピースはこの流れを「巧妙に」「読み手が興味を持つように」見せるんですね。
キャラクターが苦しんでいるという描写がとても興味惹かれるもので、このキャラクター達が幸せにしてあげたい!と思わせてくれるのです。
学ぶことが「本当に」多い

漫画が嫌いという人の中には、「漫画は低俗な文化」と一蹴する人が残念ながら一定数います。
それって、昔の日本でよく言われていた「漫画を読むとバカになる」という価値観が、いまだに根付いているからと思うのです。
しかし、ワンピースはまさにその真逆。
「ワンピースを読むと人間として成長できる」とさえ言いきれます。
なんでそう言い切れるのかというと
- 自分を見つめ直す機会を与えてくれる
- 仲間との「縁」が大切なことを気づかせてくれる
この2つがあるからです。
自分を見つめ直す機会を与えてくれる
主人公ルフィのセリフではないですが、ルフィの仲間ゾロのセリフ
「お前が海に出たのはお前の責任。どこでどうくたばろうとお前の責任。誰にも非はねえ」
というセリフ。
「デービーバックファイト」という、負ければ勝った方に仲間か海賊旗、どちらか勝者が望む方を差し出さなければならない、そんな海賊ゲームに挑みます。
そのゲームにルフィたちが挑みます。
しかし結果はルフィの負け。
そして敵チームが欲しいと言ったのは「仲間」
その要求にルフィは拒みますが、その時にでたゾロのセリフがこれです。
このセリフ、仲間を差し出さなければならなくなったのは、ルフィがデービーバックファイトに挑んだから引き起こした運命だ、ということが分かります。
思い通りに行くこともそうでないことも、全部は自分が選んだ結果引き起こされた運命だ、というシビアなところを教えてくれます。
このように、必ずしもきれいごとで片づけない、世の中甘くないということを教えてくれます。
他にも、ルフィの一時的な仲間に入ったビビが“誰にも死んでほしくない”と考えるときに、ルフィの
「人は死ぬぞ」
という、冷たいけど的を射ているセリフがあります。
人生、どうにもならないことだってあるということも教えてくれます。
仲間との「縁」が大切なことを気づかせてくれる
ワンピースの主人公ルフィのセリフの中に
「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!(ワンピース10巻90話のセリフ)」
というセリフがあります。
アーロンという強敵にルフィが挑むとき、アーロンが”ルフィが人間であるゆえ”に1人じゃ何もできないことを指摘。
その指摘の返しがこのセリフ。
普通なら、1人でも何とかする的なセリフを言うと思ったでしょう。
しかし、ルフィは自分の強さも弱さも十分に理解、その上で仲間を信用している、仲間を大切にしているからこそ、このセリフが出るんだと思います。
このセリフから、いざというときは自分の強さも弱さも理解し、仲間に頼るべきだと思いましたね。
まとめ
ワンピースが連載されている「週刊少年ジャンプ」は、「友情」「努力」「勝利」3つのスローガンを掲げています。
ワンピースは
- シリアス展開にも適度にギャグを入れてくるのでストーリーが見やすい
- ストーリーが飽きないように作られている
この2つが魅力でしょう。
そして、ワンピースは多くのことを学ぶことになります。
人生観を見つめ直すことになり、さらに仲間が大切なことにも気づかせてくれます。
そんなワンピースに興味が出てきたという人、ストーリーが知りたいですよね。
そんな人はこちらをどうぞ
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